2008年03月31日
いよいよ平成19年度もあと一日となった。
過日、県議会は平成20年度予算を賛成多数で可決した。
もちろん道路特定財源込みの予算案である。
県の場合、予算案は6つの分科会にて部局ごとに審査する。
道路特定財源に関係する分科会は、税収部分を扱う総務企画分科会と、
道路事業と補助金が関係する建設企業委員会である。
この両分科会では民主系会派も道路特定財源込みの予算案に賛成した。
もちろん各種質疑を通じて民主系議員は道路特定財源の一般財源化を訴えてきたが、
質疑の中で、短期的には現行制度が継続され、その中で今後の議論を行うべし、との
知事の考え方に理解も示し、また予算的な代償措置がとられないままで
4月1日を境に暫定税率が廃止されれば相当の混乱が発生することを認める発言もしている。
県議会では各種の懸案について意見書を国会や政府に提出するが、
今議会では道路特定財源に関する意見書の提出で自民と民主が対立した。
それぞれ”維持”と”撤廃”が主張であるから折り合うはずは無い。
しかし、前記のような観点も含めて全会一致での意見書を提出することになった。
地方に必要な道路整備の財源確保及び地方行財政運営の混乱回避を求める意見書
である。
つまり、この段階(年度末)において4月1日から暫定税率の撤廃や一般財源化を行えば
実際には地方財政を中心に相当な混乱を発生させるのが民主党も判っているのである。
にもかかわらず、国会においては相も変わらず
「混乱なんか起きるはずがない」
「混乱が起きればそれは政府与党の責任だ」
などとという極めて無責任な主張が展開されている。
地方議会の現場では、自らの主張は主張として、現実的な判断を地方の民主系議員は行った。
地方自治体の首長達や地方議会の多くがなぜ暫定税率と
道路特定財源制度の維持を訴えてきたか。
地方の道路整備がまだまだ遅れているからというのは無論だが、
なによりこの段になって、それも新年度の直前になって地方財政の枠組みを
壊されたのではたまったものではないからだ。
にもかかわらず、歳入欠陥の発生とそれに伴う各事業の廃止や中止の算段に
追い込まれる現実を明日4月1日を以って地方自治体は迎える。
補完する財源の手当てが示されていれば地方側にも考える余地はあった。
しかし、この部分について地方側から再三に亘り説明を求めたのに
未だに民主党からは何も提示されていない。
「はないちもんめ」という遊びがある。
あの子が欲しい あの子じゃわからん 相談しましょ そうしましょ
という誰もが知っている文句だが、報道を通じて我々が知る国会の姿は
相談しましょ そうしましょ
の部分が欠けていた。そういう意味では与野党共に児戯にも劣る所業か。
それでも福田総理は本来の政府与党の主張からはかなり踏み込んだ譲歩が示された。
相手の主張をかなり盛り込んだ形での提案だ。
与党幹事長からも全力でこの発言を支える旨のメッセージが出されている。
非常にわかりやすい形での「相談しましょ」である。
にもかかわらず、未だに「あの子じゃ判らん」ばかりを言い立てる民主党幹部の面々。
混乱をさせること自体が目的で、それを望んでいるとしか思えない。
少なくとも、責任政党を自称する方々としては考えられない態度である。
民主党内でも前原前代表などからは「我が党も譲歩すべきだ」という発言が出されているが、
民主執行部の発言にはこういった考えに耳を貸した経緯は読み取れない。
つまりは執行部の結論ありき、であり党内議論すらせず結論に向かってただ進んでいる。
反発する意見は黙殺するか圧殺する。
これは極めて”非民主的”な国会での民主党の姿の表れとは言えまいか。
地方の声や所属議員の譲歩を求める意見は
(少なくとも国会の)民主党には全く聞こえてなかった、
いや、彼らは聞く耳を持とうとも全くしなかったのである。
投稿者 sudayoshi : 2008年03月31日 01:32


