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2009年11月26日
国会筋から面白い(というか???な)話を聞いた。
所謂”小沢チルドレン”と呼ばれる民主党1回生についてである。
小泉チルドレンを他山の石とすべく新人教育に熱心な民主党だが、
ここまでしているのか?という思いだ。
会議等において文書が配布される。
そこにはスピーカー(主に党役員だろう)の発言要旨が書いてあり、
その要旨に続いて
”ここで拍手をする”
などと事細かに記載されているそうである。
まるで台本だ。
すっかり太鼓持ちにさせられている彼らが哀れになってくる。
また、執拗なほどの新人管理に反発し不満を漏らす議員も当然いるわけで、
そんな姿も政権発足当初は報道されていたが、
そうすると例の”ガールズ”が議員会館の部屋にやってきて
「あなたは間違っている!」と糾弾の憂き目に会うそうである。
鳩山首相の所信表明の際、谷垣自民党総裁の
「まるでヒトラーユーゲントのよう」
というコメントに当時は正直違和感を感じていたが、
前記のような話を聞くと谷垣総裁の表現は実は的を得たものだったのかもしれない。
ヒトラーユーゲントと言えば、明日(26日)から県議会が始まるが、
村井知事と自民党会派のやり取り、特に民主党政権に関する発言は
すべて民主党本部に報告されるそうだ。
まるでゲシュタポである。
民主党の代表は鳩山首相だが、実際のところは小沢支配である。
首相の女房役の官房長官や各重要閣僚が
「小沢幹事長にお伺いを立てないと」
「小沢幹事長がご立腹で」
「小沢幹事長にお詫び申し上げてきました」
などなど恥ずかしげも無く公言する。
国会日程も二転三転しているが、すべて幹事長の鶴の一声で右左である。
このところ民主党内からの小沢氏批判はほとんど聞こえない。
例外はお役目ご苦労の烙印を押された自称黄門様ぐらいのものか。
政党どころか行政府に至るまで小沢氏という特定の政治家のために動いている様に
とてつもない違和感と奇異さ、そして極めて重大な危機感を抱かざるを得ない。
先の衆院選にて民意は民主党に国の舵取りを委ねたが、
民主党に委ねたのであって一人の特定の政治家に委ねたのではない。
しかし、現実は民意を受けたことにより特定の政治家による強権独裁と化している。
陳情窓口は党へ一本化←行政権への重大な侵害
議員立法は原則認めない←立法府たる国会の自己否定
一年生議員は国会に出なくていいから地元を歩いていろ←議員の職務放棄の励行
他にも山ほどあるが、すべて小沢幹事長の指示である。
その全てが選挙のためであり、自民党潰しを目的としているのはわかるが、
それにしても急ぎすぎているのでは、という感を持っていた。
恐らく頭にあるのは
参院単独過半数=自民党潰し⇒単独政権⇒政界再編
と考える。なぜなら保守勢力による二大政党制が小沢氏の持論だからだ。
ではなぜ急ぐのか。
二つあると思う。
つい先日、小沢幹事長に対する水谷建設からの巨額違法献金の報道がなされた。
一部マスコミ以外は大きく取り上げていない(これもおかしなことだ)が、
このようなスキャンダルが一つ。
もう一つは健康問題。
このどちらか(あるいは両方)が現実的な危機として迫っているのではないか?
自身がいなくなった後のための準備段階ではないだろうか。
それを以ってかつて自分を追い出した自民党に二度と政権を渡さないためではないか。
そうでもなければ戦後政治の中でも類を見ない、
党内にすら異論を許さないというほどの、
ここまで過激で強圧的な政治手法はとらないだろう。
その覚悟のすさまじさは皮肉ではなく一つの生き様として讃えられてもいい。
私自身小沢氏が説く政治理念に賛同する部分もある。
しかしそれでもあのような支配体制には異議を唱えたい。
なぜならばその姿は政治/政策集団ではなく権力集団だからだ。
確かに政治は権力闘争だが、それはそれぞれの描くあるべき社会の姿を実現すべく、
そのための政治理念を以って政策に反映しそれを実行するための競争によって
なされるべきものであり、政権党として権力を得た現在、
それは政策実行と結果によって民意を通じてその後の権力が委ねられなければならない。
それが民主主義である。
その覚悟を忘れ、権力の座にしがみ続けようとして自壊したのが
この間までの我が党ではなかったか。
その我が党でもここまでのことはしなかった。
ルール化されたシステムによって守護される権力ほど厄介で危険なものはない。
戦前のナチスがいい例である。
民主党がナチス的政治集団だ、と言っているのではない。
誰も歯向かえなくなるような、異論を唱えることが許されないような
権力構築の方法がナチス的だ、と言っているのである。
そして、そのナチスも選挙を通じた民意によって権力を与えられたという
歴史の事実を忘れてはならない。
投稿者 sudayoshi : 2009年11月26日 02:42

