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 「はやぶさ」が語るもの

2010年06月16日

「はやぶさ」が無事帰還した。
というより、はやぶさ自身は燃え尽きたが、
採取したであろう小惑星イトカワの砂塵入りカプセルを地球に無事降下させ、
そのミッションを終えた。
月以外の天体からのサンプル採取・小惑星への着陸など、
史上初の快挙が成果として挙げられるところであり、
我が国の宇宙開発技術の高さを内外に示すものとなったが、
何より素晴らしいと思うのは、周知の通り幾多のトラブルを乗り越えての、
このたびの成果である、ということ。
その努力もさることながら、宇宙という直接手出しできない空間において
アウト・オブ・コントロールになりかけた(なった)ものを修正し、
機能させ、目的を達成させたことだ。
それは科学技術の高さと共に、それを運用する人的資産の優秀さを物語っている。
機械技術の素晴らしさ以上の価値かもしれない。
高い技術を担保するのは人材である。
我が国は科学技術立国としてその地位を築いてきたわけだが、
言い換えれば、それは人材立国でもある、ということ。
自民公認で立候補するくまがい大(ゆたか)は、
その人を育む力こそが日本の力=日本力である、と力説するが、
その通りであろう。
以前記したNASAのドキュメンタリー映画「宇宙へ。」では、
幾多の困難と挫折を乗り越えての宇宙へのあくなき挑戦が描かれていた。
我が国も同じ高みを目指していくべきである。
頂点を目指して。

 

はやぶさがもう一つのことを語ってくれた。
というより、はやぶさによって語らされたのだが。
「世界で2番目ではダメなんですか?」
で有名な蓮舫大臣、17億あった宇宙関係予算概算要求を3000万にまで削減、
実に97%以上を削減した当事者(この場合は戦犯と同義語)でありながら、
今度は当該予算の再検討を示し、更には
「仕分け結果を何が何でも守るべきだということではない」
と言ってのけた。
じゃあ、あんたらのやってた”仕分け”って一体なんなの?
興行ですか?マスメディアを利用した税金を使っての見世物ですか?
国民から人気が取れそうであればなんでもいいんですか?
もう、本当にいい加減にしてもらいたい。
この件で改めて判明したのは、科学者の取り組みや努力をバカにしていることに加え

①”仕分け人(特に与党議員)”に物事を判断する見識が著しく欠落している(いた)こと
②仕分けも、それによる予算も、判断はご都合主義でどうにでも変わること
③とりわけ行政刷新大臣がこの有様では彼らによる仕分け自体が極めて懐疑的であること

他にもあるだろうが、民主党が目指すものが

「国民の生活が第一」ではなく「国民の人気取りが第一」

であることがより一層明白になった。
厳しく問うていかなくてはならない。
と同時に、有権者に「本当にこんなことで良いと皆さんは思うのか」と
問いかけていかなくてはならない。

投稿者 sudayoshi : 2010年06月16日 01:25