2010年11月29日
菅首相は今国会”も”党首討論をやらないらしい。野党の求めに応じなかった。
これの一体どこが、首相自らが言い放った「熟慮の議会」なのだろうか?
国会での正式な形で党首討論が始められたのは小渕内閣からだが、
首相就任から起算して党首討論を実施しない日数、逆に言えば
就任から初めての党首討を行うまでの日数で、
先日菅さんは見事歴代最長を記録したそうだ。
しかし、党首討論は未だ実施されていないのだから、
今後も党首討論が先延ばしされればこの記録はどんどん延長され、
恐らく為政者として不名誉極まりないこの記録は
前人未到の最長不倒記録となるだろう(なぜなら普通は党首討論をやるからだ)。
さすが、”逃げ菅”の真骨頂、と言ったところか?
先日、国会中継をラジオで聞きながら議会に向かった。
半島情勢に掛かる衆院集中審議である。
砲撃の第一報が首相の耳に入った時刻について、
実際に危機管理や情報伝達経路など問題は存在していると思うが、
多少のタイムラグは存在し得るので、まあいいとしよう。
官邸に入るまでの間、70分も民主党の国対委員長と意見交換していたのは、
「事前に日程に組み込まれていたから」などという理由では看過されない、
直面する事態からすればどう考えても問題があるところだが、
これも脇においておく。
首相の、為政者の行動とセリフとして一番違和感があったのが、
問題発生後即座に官邸に入らなかった理由について
「公邸から官邸までは歩いて百歩だが、公邸に居た」
「公邸に居ても情報は入ってきたので問題ない」
と発言していた一連の部分。
例えば、町長の家が町役場の隣りにあったとして、
災害など何らかの重大事象が発生したとき、
「情報はちゃんと入るから大丈夫」と言って自宅待機する馬鹿がどこに居る?
情報の有無や実害の有無に関わらず、
自分の居るべき場所に即座に向かうのが当たり前だろう?
それが民の生命財産に責任を持つ為政者の当然の姿である。
我が亡父は町長を務めていた。
首長の姿がどんなものか私は自分の目でずっと眺めてきた。
真夜中の地震で津波注意報が出たりすれば
宿直以外の誰よりも早く役場に入った。
オールドタイプか?否、それが町を預かる者の姿だと思っている。
最も基本的、且つ最も大切な為政者としての本能と認識が欠落しているのが
首相の一連の発言でいみじくも露呈した。
誰か公邸に来る約束があったのなら「官邸に来い」と言えば良いだけのこと。
叩かれることは為政者の宿命だ。
叩かれるのが嫌なら辞めればいい。
民と領土の安寧に意を尽くすのが為政者の責務だ。
その意識が無いのなら即座にその座から降りるべきだ。
為政者の姿勢として大いに、という以上に疑問である。
投稿者 sudayoshi : 2010年11月29日 02:02

