« 就任して一月が経ちました | メイン | 往く年を送るにあたって »
2011年12月18日
本日18日の日曜日は午前中に役場庁舎で書類に目を通した後、
行事関係が多く入ったので伺ってきた。
仮設住宅団地での自治会発足総会、
我が地区の被災した白山神社の再建委員会発会、
復興計画策定委員会の先生との意見交換、等々。
一つ一つが再生へ向けて踏み出す一歩目である。
これに加えて、今日はうれしいことが他にもあった。
一つ目。
我が町で活動し、将来のJを目指すコバルトーレ女川の試合があった。
仙台サスケ(宮城1部リーグ)を迎えての復興祈念試合である。
震災以前からメディアに取り上げられているが、
コバルトーレは昨年度は東北1部にまで昇格したチームで、
女川を拠点に、所属選手が日中は町内の水産加工会社などで勤務しながら
明日のJを目指して頑張ってきたサッカーチームである。
震災以降、当然チームは活動を停止しており、各々勤務する事業所で
復旧・復興へ向けた活動を行ってきた。
一旦女川を離れながらも
”必ず女川に戻ってきます”
と外で頑張る選手もいた。その心がうれしい。
そもそも選手たちは全国から集まってきており、
それも本質的にはサッカーをやるために女川へ来ているのであって、
それぞれのキャリア形成を考えれば女川で生きていく必然性は薄いであろう。
にもかかわらず、彼らは残ってくれた&戻ってくれた。
そして今日、震災以降初めての試合である。
これまでのシーズン中は月に2度ほどホームゲームがあり、
地元応援団が駆けつけ声援を送っていた。
いつもあった女川の姿の一つである。
その声援が、選手たちの声が、震災以降初めて女川に戻ってきた。
ちなみにスコアは5-4でコバルトーレの勝利!
二つ目。
我が町には女川オーシャン会というゴルフの愛好会がある。
本日”今年の”打ち納めと納会があり、夜の納会のみに顔を出させていただいた。
なお、私も会員の端くれとなっているが常にBMです…。
仮に”お前もプレーしろ”と言われてもクラブも何もありませんし、
クラブセットを置く場所の余裕がありません…。
で、この会もいつも月イチで定例で行われていた。
覚えている限り、震災以降、会場となったホテルでの宴会風の会合は初めてである。
これもいつもあった女川の姿の一つである。
この”いつもあった普通の風景”が普通に行われたことが何よりうれしい。
つまり、一歩一歩ではあるが着実に以前の姿に戻っていっている
何よりの証だからである。
これってすごいことなのだ。
多くのものが失われ、取り戻していくのはまだまだ困難だが、
間違いなく、いつもあったはずの風景が戻ってきている。
その一つ一つを特別なことと感じなくなれた時に、
いつもの普通のことと思えたときに、
”復興した”という実感を心に抱けるのかもしれない。
この一週間は初めての定例議会もありかなり濃い時間を過ごしたが、
自分流ではあるが色んなものを動かせるように日々取り組んでいる。
全ては、新しい町づくりとともに、そこに生きづく
”いつもあった風景”
をみんなで取り戻し、手にするためである。
気付けばもう年の瀬。
新たな来る年にはどれだけそんな風景が戻ってくるか?
そのために、皆とともに懸命に歩んでいく。
投稿者 sudahonnin : 2011年12月18日 23:37

