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 午年、正念場の一年

2014年01月09日

新年あけましておめでとうございます。
あれから三回目の正月。
思えば、最初の正月は「果たして祝っていいのだろうか?」
前回の正月は「新年おめでとう、って言ってもいいんだね!」
という感じだったと思いますし、私自身もそのような思いでした。
この正月は、新たな年を迎えたことを祝いつつも、
皆が様々な思いを胸中に複雑に抱えながらのものだったと存じます。
被災世帯のほとんどがまだまだ本来ではない環境下で日々を過ごされており、
その中での色んな我慢をお願いせざるを得ない現状があります。
確かに土地造成をはじめとする復興事業は本格化の段階に入っていますが、
これについても、各所物理的に時間を要することも現実であり、
復興進捗への期待の一方で
「色々進んできてはいるのだろうが、いつまで待てばいいのか?」
という不安も大きく存在しているものと自覚しています。
これらの期待と不安に対して応えていくためにも、この一年の位置づけは重要です。
実質的にもメンタル的にも、この一年が正念場と心得ています。
余りにもたくさんのことを同時並行で進めているわけですが、
これを住民の声も取り入れつつ効果的かつ効率的に組み立て、
なおかつオンスケジュールで、更には一日でも早く前倒しして進められるかどうか、
この成否が以降の趨勢を決するといっても間違いではありません。

昨年来、復興事業(とりわけ土地造成)の本格化へ向けて取り組んできたわけですが、
まずは災害公営住宅の200戸竣工が今春入居、
一部地区の造成宅地引き渡しが7月完了となります。
中心部地区の区画整理(226.4ha)に伴う大規模造成は一工区分(38ha)が本格展開し、
残り三工区中二工区について事業着手し、盛り土造成エリアの構造物撤去も進めています。
水産加工団地は昨夏に第一期造成が終了しインフラ敷設と並行して立地企業12社が内定、
各事業者による工場建設がこの年明け以降順次行われる見通しです。
離半島地区の防災集団移転促進事業は今月までで8地区の着工となり、
先行している出島では2月より公営住宅の建設が開始されます。
そしてこの三月までには一部を除きほぼ全地区において造成着工の予定であり、
残りについても事業認可を受けるべく関係機関と鋭意調整中です。
即ち、間もなく復興事業が全面展開に入る、ということになります。
ここにインフラ敷設、更には各種建築物についても事業化に入っていかなくてはなりません。
住宅をはじめとする民間建築についても、土地が出てきて初めて着手できるわけで、
とりわけ事業経営者にとってはそのスケジュール如何で商売が大きく左右されるわけで、
行政側にはより厳密な全体スケジュールを提示していく責任があります。
住民・事業者が最終的に再建の意思決定するうえで必要となる要素だからです。
ここを遅滞なく乗り切っていくこと、乗り越えていくこと。
昨年は復興事業の本格着手へ向けた重要な一年でしたが、
本年はそれを全面展開し今後の確実な進展に繋げていく意味で極めて重要な一年です。
圧倒的なボリュームを非常にタイトなスケジュールでこなしていかなくてはなりませんが、
各位の理解と協力を得ながら、着実に大きく前進する一年にできるよう、
なお全力で事にあたっていく所存です。

新年行事では昨年と違う風景がありました。
恒例の消防出初式と一斉放水を、三年ぶりに女川港岸壁で実施することができました!

DSC_0155.JPG

震災前とは違う岸壁での実施ではありましたが、
これも一部岸壁と背後地の復旧が進んできたからこそできることです。
この歩みを止めず緩めずなるべく早く進めていくこと。
意を強くして臨んでいきます。
本年もよろしくお願い申し上げます。


ちなみに。

改めて午年です。
ここ何年も馬はやってませんが、一番好きだった馬はエアグルーヴ!
三歳(現在の二歳馬)の時のいちょうステークスにて、
直線残り300mで進路妨害されいったん立ち上がるという、
競走を中止してもおかしくないほどの致命的な不利を受けたにもかかわらず、
残り1ハロンからもう一度立て直して、残りわずか100m余りで4馬身差を差し返し
最後は1馬身差をつける着差を超えた圧勝・・・!
「こいつ、すげえ・・・!」と震えたことを覚えています。
その後の同馬の激闘と「女帝」と呼ばれるに至った活躍は
往年の競馬ファンならよく知るところ。
不屈の闘志で時代を駆けた彼女のように(比べちゃいかんかもw)、
正念場だからこそ前を見据え、この午年を駆けていきたく思います。
改めてよろしくです。

投稿者 sudayoshi : 2014年01月09日 22:25