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 二つの卒業式

2014年03月09日

相変わらずご無沙汰です。
m(_ _)m

昨日、町内で午前・午後と二つの卒業式があった。
一つは統合新設されて初年度となる女川中学校、
もう一つは本年度を以って閉校となる女川高校である。
女川中学校は当然ながら開講して満1歳、
女川高校は前身まで遡れば64年、女川高校になって満41歳の歴史である。
つまり、初めての卒業式と最後の卒業式の両校が同じ日に節目を迎えたこととなり、
めぐりあわせの不思議を感じた。
女川高校については、県教委の県立高校改革プランというものが震災前からあり、
H24年度以降の募集停止が決まっていた。
圏域内の生徒数の全体的な減少が主因である。
一方で女川中学校新設に至る直接的な要因は震災である。
このきっかけの相違にもまた、いろんなことを考えさせられる。
共通するのは、どちらもあの震災直後に入学した生徒たちであり、
学校生活3年間そのものが震災からの復興の歩みである、ということ。
絶望的な状況から彼らの学校生活はスタートしたのである。
そして三年間を経てのそれぞれの卒業式。
生徒たちはどうだったか、と言えば、立派であった。
言葉にすると簡単な表現だが、とにかく立派だった。それに尽きる。
全員の背筋がビッと伸びてる、とか、私語の一切もなかった、だとかそういう類いではなく、
充実感、というか、やりきった感、というか、とにかくいい笑顔なのである。
「ああ、仲間とともに頑張ってきたんだな」
と思わせられる表情に、心をほっこりとさせられた。

女川中学生の「いのちの石碑プロジェクト」に代表される取り組みは、
内外からの力強い支えをいただき、防災甲子園でグランプリをいただくほど評価を受けた。
高校生は民間や大学とのコラボで「たまげ大福だっちゃ」などの商品を生み出し、
新しい価値を生み出す取り組みを行ってきた。
震災後の歩みの中で「伝えることと生み出すこと」を
子供たちが自らの行動で実現してきたのだ。
第1号となる最初の卒業生を送り出した女川中学校と、
第5078号となる卒業生を最後に役目を閉じた女川高校。
間もなくあの日から三年、というところでのこの不思議な巡りあわせに、
改めて色んなことを思い浮かべた次第である。

投稿者 sudayoshi : 2014年03月09日 23:04