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 ふるさとのこれからへ向けて

2015年10月12日

震災後の11月に復興まちづくりの舵取り役として
町長の任期をいただいてから間もなく丸四年を迎えます。
「あの日」以来の日々を改めて振り返れば色々な思いが去来します。
悲しみと絶望しかないような状況から
「それぞれが今できることを」
という思いで皆で立ち上がり、

どのように町を再建していくか
向かうべき姿はどのようなものか
そのために何が必要か

世代を超えて議論し、行動に移し、積み重ねてきた日々でした。
その中で多くの出会いがあり、女川を舞台としてともに未来へ歩む
町内外問わずの多くの新しい仲間が生まれました。
失ったものは余りにも多かったけれども、
以前では考えられなかったような繋がりや新たな息吹が数多生まれ、
ふるさとの未来へ向けた有形無形の得難い財産となりました。
その積み重ねてきたものが、「被災地」という文脈ではなく
「地方社会の新たな可能性を生む場所」という位置付けで
女川が捉えられる機会が多くなった大きな理由でしょう。
一方で、被災世帯の住環境の再建の割合は未だ全体の1/4であり、
今年度後半から土地供給をはじめ大きく動き出すとは言え、
仮設住宅など本来でない生活環境下での暮らしを
多くの方々が余儀なくされている「被災地」の現実の姿があります。
「あの日」のまま時間が止まってしまい、今も困難にあえぎ
うつむいたまま時を過ごさざるを得ない方々もおられます。
だからこそ、そのような皆さんへ思いを馳せつつ、
前へと進み続け物事を形にしていくことこそが
希望の光を照らすことになると信じ、
皆の力を紡ぎ、ビジョンと道筋を示し、
文字通り「一日も早い」ふるさとの再建と新生を成すべく
走り続けてきました。

私は長としての私自身のことを「チーム女川」の一員である、
という言葉で表すことがよくあります。
皆で在るべき方向に進もうという時に、行政の、企業の、町民の
それぞれに役割があり、それを皆で実現していくためには
それぞれに役割を果たしていかなくてはならない。
その全体が女川というチームであり、
私はその一員として町政での役割を果たす、ということです。
長として、行政組織は無論のこと町内外に対して
リーダーシップを発揮していくのは当然のことでありますが、
皆で創る私達の未来を大切にしたいのです。
「誰かが創る未来」ではなく、
「皆が他人事でなく自分事で関わる、皆で創る未来」を。
もちろん町内の全ての人が関わって、とはいかないけれども、
それでも世代や枠組みを超えて、新たな故郷の姿を創るべく、
多くの方々がアクションを起こし、チャレンジし続けてくれました。
そのようなチーム女川の一員であれたことを誇りに思いますし、
そしてそのような女川人の姿と力こそが将来へ向けた財産です。

たくさんの方々の支えと励ましをいただき、
私たちは再建と新生への道を歩んできました。
本当にありがとうございました。
同時に、町民の方々の多くに今も不自由な生活環境で
ご苦労をおかけしており心苦しい限りです。
更には、復興事業の推進では関係者の方々のご協力がなくては
ここまで進めてくることができませんでした。
中には、町の復興事業において移転等をお願いせざるを得ず、
多大なご迷惑をおかけしてしまった皆様もいらっしゃいます。
にも関わらず、町の再建という命題に対しご協力を賜りました。
申し訳なさと感謝の思いであります。
このような、数多のご協力とご理解の上に立った今日です。
そのような皆様の思いと努力と協力を、
未来の女川の姿へと繋げていかなくてはなりません。

復興の後半戦、長として、そして女川人としての使命を果たすべく、
今週金曜日、二期目の町長選へ立候補いたします。
「あの日」からのこれまでと、これからの向かうべく未来について、
町民の皆さんのご理解と再びの付託をいただくべく、
未来への戦いに挑んでいきます。

ふるさと新生へ、これからも全力

よろしくお願いいたします!


投稿者 sudayoshi : 2015年10月12日 23:50