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 一メタルファンの観点から~カッコいいから、曲がいいからでいいじゃない~

2016年09月22日

私が好きなアルカラというバンドがいる。
アルカラを知って以来、機会や時間が許す範囲で、
最大限足を延ばしてライブにも参戦している。
(先日のいしがきミュージックフェスは恩人の葬儀のため不参戦)
このバンドとの出会いは、全くのたまたまである。

ある日、当時のおながわさいがいFMで流れていた曲を間奏部分から耳にした。
プログレチックなため外タレかと思ったが日本語の歌詞が続き、
あまりにもカッコよかったため&曲名のコールは聞けなかったため、
歌詞を必死で頭に叩き込み、その歌詞の一部分でググってみた。

出てきた曲名が「ネコとおさかな」、バンド名がアルカラ。

曲名があまりにもなことを含めw、アルカラで動画を探し聴いてみる。
まず、「アブノーマルが足りない」でノックアウトされました。
そんで、ほかのも観て一発でハマりました。
後日、FMアナのさいじゅちゃんにどこからのリクエストだったか聞いてみたら
「私のだよ~」ということなので、「なにでアルカラを知ったの?」と聞くと、
ショップでの視聴だったそうで、このバンド面白いな~というところから、とのこと。
で、その面白く思った曲というのが、「ネコとおさかな」でなく

「むにむにの樹のおはなし」

だったそうだ。
このときは既に同曲のことは知っていたので、
アルカラのある一面を濃縮した良曲だと私自身も思っている。
でも、もし私が最初に耳にしたアルカラの曲がこの曲だったとしたら、
「ネコと~」でなく「むにむにの~」だったとしたら、
もしかしたら未だにアルカラの名前すら知っていなかったかもしれない。
聴けばわかるが、一聴しただけではヘンテコな曲としか思えないからだw
音楽だけではないだろうが、偶然の出会いやすれ違いというのは、
日常の豊かさも生むし、知らないで通り過ぎる勿体なさも生むものだ、
とあらためて思う。


表題のメタルと関係ないような長々とした話だが、
自分の中で似たようなケースがある。
BABYMETALだ。
震災後、女川の各種イベントにBiSやももクロちゃんなどが参加してくれて、
アイドルによる復興まちづくり、という感すら持たれた方もいるだろう(いないか)。
私も、本人皆さまはもとより、町内外の研究員やモノノフさんとお会いし、
アイドルに対する知識を得ていくようになる。
その初期、2012年冬のことだと思うが、知人から
「町長、メタルのアイドルもいるんだよ」
と教えてもらい、そのBABYMETALという名のグループの動画を
Youtubeで探してみた。
今にしても何の曲だったかは思い出せないのだが、
(或いは間違って別のグループのを観た可能性も)
とにかくその時の感想は

「なんだ、全然メタルっぽくないじゃん」
「BiSのほうがハード&アグレッシブじゃね?」
※BiSは曲がすんげーカッコいいんです!

というもの。
以来、自分の中からBABYMETALというグループは消えていってしまう。


そこから3年以上。
たまたまBABYMETALのある曲のPVを目撃する。

重々しい斧を振り下ろすかのような、それでいて切れ味鋭いギターリフ
疾走と緊張感のヴァースから対照的なほど一転するキャッチーなコーラス
透明感に溢れながらなお力強い‟女の子達”の歌声と重低音な楽器隊との融合

どこを切り取っても素晴らしい「KARATE」という名のその曲は、
最初の記憶をブチ壊し、私をBABYMETALにハマらせるに十分すぎるものだった。
オフィシャル動画で必殺のメロスピチューン「Road of Resistance」を観れば
「もっと早く気づいておくべきだった」と後悔し、
「Tales of The Destinies」~「THE ONE」を聴いては、
「一応アイドル扱いなのにDREAMTHEATERはやべーべ?」
と笑うしかなくなるほど本気のプログレメタルに歓喜しつつ、
「この組曲の流れはあまりに美しすぎる」と感動を覚えるのである。
(「Tales ~」ほど楽しさであふれたプログレメタルの曲もないですね!)

まあ、ニワカと言っても差し支えないレベルではある。
ギミチョコ!!」も「イジメ、ダメ、ゼッタイ」も後追いで知りました。
他の初期からの名曲佳曲も知ったのは後からです。
どーもスンマセン。

私の場合アルバム的には2ndから入ったことになるわけで、
遅れて聴くことになった1stと2ndをニワカの分際で比較したとしても、
初期はアイドルという前提があってそれをメタライズしていたのが、
時期が下るにつれてメタルを前提としたアイドルユニットにあり方が変化する、
という見方が普通に出来るだろう。
現在はアイドルという以上に、‟アイドル”たる三人が前面に立つ、
バックバンドである神バンドも含めた
卓越したメタルアクトとして存在している感がある。
こうなると、「いいね!」も「ド・キ・ド・キ☆モーニング」も
受け入れらるようになるから不思議だw
この辺は前記の各アイドルの皆様のおかげでもありますね!

アルカラやCrossfaithも出たRIJ初日が、待望のBABYMETAL初参戦。
自分のノリがいつものメタル系のノリで行こうとしたら、
周りの方々の多くとノリ方とちょっと違ったのでそれを修正しつつ、
容赦ない猛暑の中、爆音に身をゆだね大いに楽しんだ。
(おかげで熱中症になりかけ、Crossfaithではそよ風吹く木陰から着座でヘドバンw)

ドームは初日のみだったが、セトリは初日は2nd中心、2日目は1st中心。
私のような嗜好の人種は初日でよかったんだろうし、実際良かった。
(ライブでは初披露となる「Tales ~」も聴けたしね!)
ライブ後のウェブでの書き込み等を見ると、
古参の方々は2日目のほうがよりグッと来たのかもしれません。
いずれ、素晴らしいメタルショウであったのは間違いないと断言できる。
その中で印象深かった場面を一つ。
ある曲(「Amore -蒼星-」)でのこと。
下で演奏する神バンドの演奏をイヤモニで聴きながらも、
そこから20m上のセンターステージ最上階で、
YUI-MEYALやMOA-METALの姿どころか周りに誰もいない、
たった一人で55,000人に向かって歌うSU-METAL。
押しつぶされそうなその孤独感たるや半端ないだろう。
それを、まだ18歳の少女が完璧な歌唱で、堂々と見事に歌い上げるのである。
これをはじめ、いろんな意味で胸を打たれることの多いライブでもあった。
ちなみに、個人的にはライブでの東京ドームは1992年のニューイヤーカウントダウン、
大トリがMETALLICAだったライブ以来25年ぶり!!!(当時は浪人生!)


長く書いたが、結局のところ、彼女ら(彼ら)を聴くのはカッコいいからである。
曲がいいからである。
アルカラだってカッコいいから、いい曲がいっぱいあるからハマったんです。
BABYMETALを巡っては色んな議論があるが、魅力は一杯あっていいわけで、
それが、アイドル的な部分が好きだからというならそれでいいだろうし、
私のようにメタル好きだからというのは当然いるだろうし、
それらをひっくるめて全部好きだ、でもいいだろう。
楽しみ方だって、いつからファンになったかだって人それぞれでいい。
当たり前のことだけど。
そうだからこそ、もっと大きな何かになっていくんじゃないか、とも期待できる。
今後がとても楽しみですね!

まあ、なんでこんなに好きな音楽の話ばかり書いたのか、だが、
色んなのを見てたら、まあ、ただ書きたくなったんです、ハイw
DREAMTHEATERの新作の時以来ですね。
またたまに書きます。

閑話休題。
さあ、いよいよ明後日はおながわさんま収獲祭2016!
多くの皆様のお越しをお待ちしております!
渋滞が嫌な方は遠回りでも雄勝方面から入られるのが無難です。
今回の会場は魚市場じゃなく女川駅前周辺となりますのでご注意ください。
いずれ、気をつけてお越しください!

投稿者 sudayoshi : 2016年09月22日 23:47