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 丸6年を経て/にぎわいと伝承の3日間

2017年03月16日

あれから6年を迎えた去る3月11日、
本町においても追悼式を行った。
式辞の中で以下のようなことを述べさせていただいた。

それぞれの生活の再建や、それを通じての郷土の再生に向け、
一つひとつのものを形に成そうと一日一日を重ねてきた
この六年という歳月は、
ある者にとっては瞬く間であり、
ある者にとってはとてつもなく長い日々であり、
あるいはその両方かもしれない、そのような時の流れである。
私達にとってあの日の傷、多くの方々を失った悲しみは
簡単に癒せるものではない。
それでも、あの惨劇で人生を無情にも奪われた方々の無念に
思いを馳せ、応え、報いるよう、
悲しみの淵で耐え続ける人にいつの日か手を差し伸べられるようにと、
悲しみを背負いながらでも前を向ける者から立ち上がり、
答えのない道を切り開きながら歩んできた。
今も私達はあの日の続きを生きている。
あの日、六年前の三月十一日は過ぎ去りし過去ではなく、
犠牲になられた方々への思いを抱き続けながら歩む、
私達にとって切り離すことのできない今である。
だからこそ、今私達は改めて思い浮かべる。
皆さんと共に過ごした、確かにあった日々の記憶と在りし日の姿を。
そして、振り返る。
あの日からこれまで、皆さんの分まで一所懸命に生きてきたかを。
今日という日は、それをそれぞれが思い返す日でもある—。

天上にある方々へこれまでの日々を報告し、
そしてこれから先へ歩んでも忘れない思いを伝える、
そのような気持ちで毎年ご挨拶をさせていただいている。
それぞれの思いを胸に、皆で心ひとつに哀悼の誠を捧げた。

さて、そのようにしてこれからも忘れてはならない思いを胸に刻み、
女川の復興まちづくりは未来へと進んでいくわけですが、
明日からの3日間は、本町内にて様々な催しが行われます。
先ず明日17日金曜日。
明日17日は御歌碑並びに行幸啓碑の除幕式が開かれます。
「春風も沿ひて走らむこの朝 女川駅を始発車出でぬ」
2年前の3月に行われた最初のまちびらき。
この日、新しい女川駅が開業し、JR石巻線の全線が
四年ぶりに運行を再開しました。
この報せをお聞きになられた皇后陛下がお詠みになられた
御歌です。
その一年後の昨年3/17、本町は天皇皇后両陛下の行幸啓を仰ぎ、
両陛下には、大震災からの苦難の日々を耐えながら、
力強く歩んできた町民や被災者の方々一人ひとりに
労いの言葉をおかけいただき、私たち町民をご激励賜りました。
この2つのことを長く後世に伝えていこうと、
御歌碑並びに行幸啓碑建立の機運が高まり、
町民を中心に個人で約600件、企業団体で約100件に上る
大変多くのご協賛をいただき、行幸啓から丁度一年を迎える明日、
除幕を迎える運びとなりました。
ご協賛をはじめ、ご協力いただきました全ての皆様に
心より感謝申し上げます。
建立された場所は、駅前広場の駅を正面に見て左側、
ロータリー脇になります。
御歌に詠まれたように、女川駅と駅を出発する列車の双方を
目にできる場所です。
ぜひお立ち寄りください。

そして18日土曜日は復幸祭の前日祭として行われます
「津波伝承 女川復幸男」
が開催されます!
「津波が来たら高台へ逃げる」
を無形の形で伝え続けていこう、と始められた復幸男。
その詳しいところは四年前の本欄の記述をご覧願いますが、
今回で5回目を迎えました。
当日受付もありますので、ぜひご参加ください。
この、記憶と教訓の伝承ということは子供達の取り組みもあり、
「いのちの石碑」について記したことがありますが、
このプロジェクトをスタートさせた子供たちは今年で高校卒業。
で、高校生になった彼らが3年間取り組んできたのが、
「いのちの教科書」の作成です。
その「いのちの教科書」、このたび晴れて完成となり、
出版披露会が女川復幸男の終了後16:30より、
女川駅前のフューチャーセンターCamassで開かれます。
あれからの六年間、皆で共に考え、行動し、紡いできた、
その彼らの”伝えたいこと”の一つの集大成を、
多くの方々にシェアしていただければ、と存じます。
復幸男と併せ、こちらもよろしくです。

そして19日日曜日、いよいよ「女川復幸祭」開催!
皆さんの、そして自分たちの笑顔がこのまちに溢れるように、と
町内若手を中心に、これまで一所懸命に準備してきました!
とは言いながら、準備は任せっぱなしです!
基本的に私は楽しむのみでスミマセン!
女川の旨いものはもちろん、ステージイベントやおもてなしの数々、
お越しになられた皆様には、心行くまで散財してもらいますw
旨いものでは、定番の女川グルメや地物を活かした
各種のチャレンジングな逸品が多数。
ステージイベントでは、恒例のトリを務める水曜どうでしょうの皆様、
更には復活のBiSの皆様も見参!
新譜はもちろんのこと、数々の名曲をまた女川で聴けるとは!
primal.やってくれたら嬉しい限りッス!また涙するかも…。
(とは言いながら、BiSのステージにすっかり被る時刻に
 20分一本勝負の国関係の視察が入りまして、
 半分も観れそうになく… でも、当然ながら仕事優先!)

ということで、にぎわいと伝承の明日からの3日間、
皆様、ぜひ女川にお出かけください!

投稿者 sudayoshi : 2017年03月16日 23:18