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 祈り、そしてスタート

2018年03月11日

ご無沙汰です。
7年目の今日を、それぞれの場所で過ごされたと思います。

町においては、7回目となる追悼式を執り行った。
日曜日ということもあるだろうか、昨年以上の人数が集われ、
厳かに式を執り行ったところである。

式辞でも述べたのだが、現在、建設中の町役場敷地内に
東日本大震災の慰霊碑を建立中である。
この慰霊碑は、レンガみちの街路灯でも仕事をお願いした
南雲勝志さんにデザインいただいた。
当初の検討時から
「慰霊碑の意匠をどう考えるか」
というのは結構難しいテーマだったのだが、私の
”デザインされ過ぎずシンプル、主張しないが存在感を与える”
”意識して見ずとも、無意識下で入り込んでくる/つながるイメージ”
という難しい要求を、最初からこの形になるべくしてなったかのような
素晴らしいデザインにしていただいた。
新たなまちなかと女川湾を見渡すこの場から
ずっと故郷を見守ってくれるように。
まちなかの多くの場所から目に入る場所であり、
意識しなくともいつも心に感じられるように。
そうすることで、語り継ぎ、伝え続けていけるように。
そんな思いを込めてある。

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この慰霊碑であるが、海側を向く背面が稲井石という
割れやすい地元産の石の板を積み上げる形となる。
ならば、
「追悼式の際にみんなの手でこの石を積み上げられないだろうか?」
と提案したのだが、甘かった…。
小さくしてもやっぱり石は石で、1枚6~7kg以上はあるw
女性や小さい子が、ヒョッ、と持ち上げられるものではない。
そこで、皆にメッセージを書いてもらおう、ということとなり、
今日は来町・来場された方々に皆さんの思いを記していただいたが、
昨日は女川中学校の卒業生に、自分たちのメッセージを書いた石を
実際に積み上げてもらった。

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やはり女の子だと一人ではちょっと重いかも…

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中学校卒業生のも、式会場で書いてもらったものも、
まっすぐな皆のメッセージに、自然と涙が流れた。
皆の思いが天に届くように、今後しっかりと組み上げていく。
なお、お披露目等は役場の供用予定時期としています。
(この間、慰霊碑ができても外構工事とかがありますので)

さて、この我々にとってあまりにも意味の重い日、
奇しくもこの本日3月11日、新たな舞台に挑むコバルトーレ女川の、
JFL昇格初戦がアウェイで行われた。
相手はアマチュア最強にして、Jリーグ昇格を目指す全てのクラブにとって
「Jリーグへの扉の門番」とされるHonda FC。
前2シーズン連覇のチャンピオンとこの象徴的な日に戦う、
というめぐり合わせである。
追悼式と完全に時間がかぶるため、最初の20分ほどを
ネット中継で観るくらいしかできなかったが、
負けたとはいえ最少失点差、それも1得点をあげての1-2の敗戦。
あとからゲームをチェックしたが、確かに終始押されてはいたものの、
不発の仕掛けも含め攻めも一定以上展開できていたと感じる。
そういう意味では、昇格初戦としては十分な戦いを演じてくれたのでは?
最後は走り勝っていたようでもあり、
またチーム自体の新たな血との混合もまだまだこれからだろうから、
村田新監督のチーム作りも併せ、今後が楽しみである。

皆への祈りと、時を同じくして未知へのチャレンジのスタート。
時の流れとそのこれまでの意味、そしてこれからを改めて考えるような、
そんな一日でした。
そして、忘れえぬ思いを抱きながら、
それぞれのこれからの日々が、またスタートします。
天にある皆さんの分まで、皆でしっかりと歩めるように、
そうありたいところです。

投稿者 sudayoshi : 2018年03月11日 23:35