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 岡本さん、ありがとうございました

2020年05月08日

ニュースが流れ込んできたとき、思わず
「え?!うそだろ?!」
と声に出てしまうほど、にわかに信じられなかった。
岡本行夫さんのご逝去。
新型コロナウィルス感染により多くの方が命を落とされているが、
私が直接存じ上げている方では岡本さんが初めてである。
全くもって残念というほかなく、大変ショックを受けている。

改めてここで記すまでもなく、専門の外交分野をはじめ
様々な分野でご活躍され多大な功績を残されてきた。
我が国の政財界にとっても巨人であり財産と言える方であるが、
本町をはじめとする東日本大震災被災地に対し
多大なるご支援をいただいたところである。
国の復興推進委員会委員をお務めになられた、
というのもそうだが、沿岸部では特にご支援をいただいた。

大震災後、一般社団法人を立ち上げられ、
「希望の烽火プロジェクト」として、
沿岸部の漁業水産業の復活再建のために奔走尽力された。
本町においても、漁業者の生産設備や
水産加工業者の冷凍・冷蔵設備の手配、
仮設魚市場の資機材整備など、
震災後初期の立ち上がり期から何度も足を運ばれ、
地域経済再生への力を与えていただいた。
また、後に本町ではカタール国からの全額支援により
大型冷蔵庫マスカーを整備させていただいたが、
(なお、被災エリアで最初の大型施設建設がマスカーであった)
このカタールフレンド基金設立の情報を最初に届けていただいたのも
岡本さんであった。
岡本さんを中心とした希望の烽火のサポートが、
沿岸部の産業再建を大きく進めてくれたのである。

水産加工団地に工場が立ち並び、
新たな街の姿もだいぶ出来上がってきた頃だったか、
岡本さんがお越しになられ、現場を視察いただき、
食事もご一緒させていただいた。
何度お会いしてもそのたびに
「あの岡本さんが目の前にいるんだよなあ」
という感覚が抜けないのだが(それほどの方ですからね)、
この時は女川の復興の進展を大変喜ばれ、
そして女川の水産人・経済人の力強さとたくましさを
大変お褒めいただき、誇らしい思いであった。
一方で、ついでに私のこともお褒めいただいてしまい、
大変恐縮したのを覚えている。

聞けば、去る4月の初旬、女川魚市場の社長さんが
地元の魚を岡本さんに送られたところ、
大変ご本人が喜ばれ、岡本さんの事務所経由で御礼の報告が
届けられたそうだ。
だとすれば、この何日か後に感染が判明し、入院されたのだろうか。
改めて、全くもって残念というほかはない。


私達の再起に多大なるお励ましとご支援を賜りましたことに
心より感謝を申し上げます
ご生前に残されました数多のご功績を称えますとともに
安らかにご永眠されますことをお祈りいたします
そして安寧の内より私達と我が国の行く末を
お見守りいただきますよう願います

岡本行夫さん、本当にお世話になりました。
ありがとうございました。


投稿者 sudayoshi : 2020年05月08日 23:02